おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「これも孫のためよ」親戚の前で嫁を指導し続けた私→孫の"ひと言"で、自分の言葉が返ってきた

コラム

孫が立ち上がって

小言をまた一つ重ねたとき、孫が椅子から立ち上がりました。そして、まっすぐ私を見て言ったのです。「おばあちゃん、ママにいじわるしちゃダメだよ」。話し声がやみ、場の空気が一変しました。私がいつも孫に言い聞かせていた言葉が、そっくりそのまま、私に返ってきたのです。私は箸を持ったまま、孫の顔を見つめるばかりでした。親戚たちが息をのむ気配が伝わってきます。嫁はとっさに孫を抱き寄せ、その背中をそっとなでていました。

そして...

家に帰ってからも、孫のひと言が頭から離れませんでした。私は孫に「いじわるはいけない」と教えながら、その当の自分が、嫁にいじわるをしていたのです。よかれと思っていた、という気持ちは、今も完全には消えていません。それでも、人前であの言葉を口にすることは、もうやめようと決めました。私を厳しくした姑のようにはなるまいと、誓っていたはずなのに。いつの間にか、同じ顔をしていたのかもしれません。次に顔を合わせたら、まずは嫁に、それから孫に、ありがとうと伝えようと思います。

(60代女性・主婦)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

  • X
  • Line