
「ここ、安くなってるよ」と彼が送ったクーポンが一人分だった話
コラム
当日まで、ひとことも触れずに
記念日が近づいても、彼からあのお店の話は出ませんでした。クーポンの件も、当日どうするかも、何も触れられないままです。私は、もらったクーポンを一人で使いに行こうかと考えていました。期待しなければ、がっかりすることもありません。そう自分に言い聞かせて、当日を迎えました。
そして...
連れていかれたのは、クーポンのお店ではありませんでした。彼が前から予約していたのは、もっと特別な店だったのです。けれど、嬉しさよりも先に、複雑な気持ちが残りました。聞けなかった私と、伝えなかった彼。クーポン一枚で、二人とも数週間、相手の本心を勝手に決めつけていたのです。彼とこの事について話し合った後、次は怖くても聞くね。そう告げて、私はメニューを開きました。
(20代女性・会社員)
本人記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























