
「お客様は神様だろ!」と怒鳴られたレジで、後ろの女子高生が言った一言
コラム
お茶1本だけの会計
女子高生はお茶をカウンターに置き、小銭を出して会計を済ませ、何事もなかったように店を出ていきました。ありがとうございましたと言う私の声のほうが、よほど小さかったと思います。
その後の客をさばきながら、私は用紙の期限欄と、それを掴んだ男性の手を思い出していました。用紙は角が折れて、何度も鞄から出し入れした跡がありました。怒鳴られた声の大きさより、その折れ目のほうが気になっている自分がいました。
そして...
翌日、同じ男性がレジに来ました。差し出したのは、新しい日付の入った払込用紙でした。
「昨日はすみませんでした」
それだけ言って、男性は頭を下げました。私は用紙を受け取り、いつもの手順どおりにバーコードを読み込みました。渡したレシートを、男性は両手で受け取って鞄にしまいました。折れ目のない、その1枚のことを今も覚えています。
(20代女性・コンビニ店員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























