
娘と同じ年頃の子に諭された俺が、翌日コンビニに戻った理由
コラム
信号待ちで重なった声
店を出て信号を待つ間、あの声が繰り返し聞こえていました。娘と同じ年頃の子が、俺の背中を見てあの言葉を言ったのです。家で俺を見ている娘も、同じものを見ているはずでした。
家に帰り、娘に用紙を返しました。期限を切らしたこと、店で店員を怒鳴ったことを、順番に話しました。娘は用紙の折れ目を指でなぞってから、学校で再発行してもらうとだけ言いました。
怒鳴った理由を説明する言葉は、いくつも浮かびました。妻がいない、慣れていない、忙しい。どれも、店員にもあの子にも関係のないことでした。
そして...
翌日、再発行された用紙を持って同じコンビニに行きました。同じ店員がレジにいました。
「昨日はすみませんでした」
そう言って頭を下げると、店員は用紙を受け取り、前日と同じ手順でバーコードを読み込み、レシートを渡してくれました。俺は両手で受け取りました。帰り道、妻に、支払いの管理を任せきりにしていたことを、そのまま文章にして送りました。
(50代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)






























