「もう店に着いてるよ。3回目だよね」に、責められる前に強く出てしまった俺が、後悔した彼女の一言

コラム

「行けたら行こう」の重さ

それから数日、謝る文面を打っては消す日が続きました。結局送れたのは、次の話だけです。

「次はちゃんと行くから、また予約してよ」

返事は、少し間を置いて届きました。

「行けたら行こう。予約はしないよ」

責めてもいないし、怒ってもいない。ただ、待つことをやめた人の返事でした。俺が返せたのは「わかった」だけです。

その一行を、通勤の電車で何度も読み返しました。

そして...

あれから2週間、俺は自分で店を予約しました。彼女に送ったのは店の名前と地図だけです。上司には先に退社の予定を伝え、約束より早く着いて窓際の席に座りました。入口で名前を告げた彼女が、こちらを見つけて歩いてきました。今は、待つ側に回るのが俺の番だと思っています。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

  • X
  • Line