
「このソファ、買いたいんだけど」と送った私に、値段でも色でもなく「家賃は俺が払ってる」と返す彼
コラム
帰りの電車で届いた「勝手に思ってた」
帰りの電車で、ようやく通知が鳴りました。「ごめん。多く払ってる分、ほかは君持ちって、勝手に思ってた」。読み終わる前に、もう1通。「半分ずつで買おう」。家賃を多く出しているから、その分どこかで釣り合いを取ろうとしていた。それを口に出さないまま、ソファの写真で帳尻を合わせようとしたのだと、そこで初めて分かりました。玄関を開けると、彼は沈んだ座面に腰を下ろして、スマホをこちらに向けました。画面には、私が送ったソファのページ。「色、決めてなかったから」。隣に座ると、座面がまた少し沈みます。「グレーがいい」。それだけ言って、2人でカートのボタンを押しました。
そして...
ソファは、その次の週に届きました。半分ずつの支払いは、あとから彼が私の口座に振り込んで終わりです。古いソファは引き取ってもらい、座面に手をついても沈まなくなりました。家賃の話は、あれから1度も出ていません。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























