
同棲中の彼に毎日手作り弁当を渡してくる同僚→料理人の私が本気を出した結果
コラム
同棲している彼のカバンから、見覚えのないお弁当箱が出てきたのは、ある平日の夜のことでした。料理人として働く私にとって、彼への違和感の始まりだったのです。
見知らぬお弁当箱
毎朝、彼のためにお弁当を作るのが私の日課。彼が「おいしかった」と言ってくれるのが何よりの楽しみでした。ところがある晩、彼のカバンからもうひとつお弁当箱が出てきたのです。
聞けば、同じ職場の同僚が「作りすぎちゃったから」と渡してくれたのだそう。一度きりならそういうこともあるかと思いましたが、翌日も、その翌日も、同僚からのお弁当は続きました。私が毎朝お弁当を持たせているのを、同僚も知っているはず。なんだか、モヤっとするものが胸の中に広がりました。
日に日に手の込んでいくお弁当
彼は同僚からもらったお弁当にはほとんど手を付けずに持って帰るので同僚のお弁当がどのようなものかは私にもわかりました。日を追うごとに品数が増え、手が込んでいったのです。
彼は「断ると角が立つから」と困ったように笑っていましたが、私の気持ちは穏やかではいられませんでした。ただの親切なのか、それとも好意があるのか。考えれば考えるほど答えが出ず、胸の奥がざわつきました。
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同僚に真剣勝負を挑んだ私
























