
「隠し事は裏切りって言ったの、そっちだよね」週末は「実家の手伝い」のはずの彼が、モールの教室で声をかけられた
コラム
答えの代わりに差し出された約束
隣に座ると、彼は膝の上で指を組み直してから言いました。
「次の週末、一緒に来てほしい」
行き先を聞いても、彼は首を横に振るだけです。答えのないまま約束だけが増えることに、納得したわけではありません。それでも、彼が自分から「一緒に」と言い出したのは、この3か月で初めてでした。
「わかった。行く」
帰りの電車で、モールの案内ページを開きました。教室の名前を調べれば、たぶん答えに近づけます。教室の一覧までスクロールしたところで、そのままページを閉じました。
そして...
彼の言葉をそのまま突き返したのは私です。そして、答えを待つと決めたのも私でした。それからの数日、教室のことは彼に一度も聞いていません。
手帳の次の週末の欄には、モールの名前だけを書き込んであります。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)





























