
「ごめん、急用」彼女とのデートを何度もドタキャン→彼女のために隠した本当の事情
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付き合って2年になる彼女がいました。明るくて真っ直ぐで、一緒にいると自然と笑顔になれる人でした。でも僕は、この半年間で何度も彼女との約束を破ってしまったのです。本当のことを言えないまま、大切な人を傷つけてしまった。これは、不器用な僕が招いた結果の話です。
誰にも言えなかった事情
母は数年前から難病を抱えていました。普段は落ち着いていても、突然発作が起きることがあるのです。父は僕が高校生の頃に他界し、兄弟もいません。発作が起きれば、駆けつけられるのは僕だけでした。彼女には何度も「急用」とだけ伝えてドタキャンを繰り返しました。本当のことを言えなかったのは、彼女に重荷を背負わせたくなかったから。「介護をしている彼氏」なんて、きっと迷惑だと思っていたのです。
彼女の誕生日
彼女の誕生日だけは絶対に一緒に過ごすと決めていました。プレゼントも用意して、その日を楽しみにしていたのです。でも当日の夕方、母から連絡がありました。発作が起きて動けないと。僕は病院に向かいながら、震える手でメッセージを打ちました。「本当にごめん。今日も急用で」。どれほど彼女を傷つける言葉か、わかっていました。病院の廊下で、何度も謝りたいと思いました。でも本当のことは言えませんでした。
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伝えられなかった言葉


























