
引き止めるつもりで「俺を失ったら終わりだよ」と言った俺→閲覧者に名前が並ぶと分かっていても、やめられない
コラム
彼女の画面に残る俺の名前
それから、彼女のSNSを開くのが日課になりました。最初に目に入ったのは、縁の波打ったマグカップと「3年ぶりにろくろを回しました」という一言。いびつな形なのに、彼女がどれだけうれしかったのかは写真から伝わってきました。
次は海沿いの旅館で、友人と肩を寄せて笑う写真。「久しぶりの4人旅」の文字。付き合っていた頃、あんな顔を見た記憶はありません。
24時間で消える投稿は、誰が見たかが相手に分かる仕組みです。俺の名前が彼女の画面に並ぶのは承知の上で、それでも開かずにはいられませんでした。
そして...
終わるどころか、彼女の毎日は俺といた頃より明るく見えます。
「元気そうだね」と打ち込んだメッセージは、送らずに消しました。今の彼女に届けていい言葉が、1つも思いつかなかったからです。
スマホを伏せてテーブルに置き、少ししてまた手に取って、更新をかけました。
(30代男性・営業職)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)






























