
「気分じゃない」が口癖の彼。私が同じ言葉を言った途端、毎日質問攻めにしてきて…
コラム
「俺なんかした?」
4日目、ソファで目を閉じていると、彼が隣に腰を下ろしました。
「俺なんかした?」
声はいつもより小さく、手にはコンビニの袋が提げられたまま。
「何もしてないよ。気分じゃないって、そのままの意味だよ」
そう答えても、彼は袋の口を握ったまま立ち上がりません。こらえていた言葉が、そこで口をついて出ました。
「そっちだっていつも言ってるでしょ」
彼は袋をテーブルに置き、しばらく床の一点を見ていました。それから「そっか」とだけ言って、浴室のほうへ歩いていきました。
そして...
テーブルに残された袋をのぞくと、私が好きなプリンが3種類入っていました。どれが今の気分に合うのか分からず、全部買ってきたのでしょう。その中から1つを選んで、ふたを開けました。
言い過ぎたとは思いません。それでも、私が2年かけて受け流してきた言葉を、彼はどうしてたった数日も受け流せなかったのか。スプーンを口に運びながら、そればかり考えていました。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























