
社内恋愛がばれた直後、相談もなく異動を決めた彼→辞令の後に会議室で部長から聞いた話で、私は泣いた
コラム
会議室で部長から聞いた話
部長と私だけになった会議室で、ホワイトボードの字を消しながら切り出されたのは、思いがけない話でした。
「春の企画、このまま君が最後まで担当してくれ。あれは君が書き直して通した企画だ」
彼がなぜ自分から異動を願い出たのか聞いても、部長は消し終えたホワイトボードを背に、「それは本人から聞いてくれ」と言うだけでした。
会議室を出て、その足で資料室に入りました。棚の間にしゃがむと、ファイルの背表紙の字がにじんで読めないほどでした。異動を知ってから、泣いたのはそれが初めてでした。涙が止まってからも、非常階段で聞いた「このほうがいいと思ったから」が頭から離れませんでした。
そして...
彼の最後の出勤日、向かいの机には段ボール箱が2つ積まれていました。彼が席を外した隙に、上の箱のふたへ付箋を1枚貼りました。
「帰りに、ちゃんと話そう」
勝手に決めたことを、許したわけではありません。それでも、なぜ自分から異動を願い出たのか、どうして一言も相談してくれなかったのか。その答えだけは、彼の口から聞きたいと思いました。
(20代女性・販促担当)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)




























