
彼の画面に映った私の登録名が「嫁」→プロポーズより先に設定変更を見てしまった、私の1週間。
カップル
1週間、彼のどんなメッセージにも意味を探してしまいました。何も起きなかった夕食の帰り道、私は迷った末に、あのスクショのことを打ち込みます。
彼から届いたスクリーンショットの上のほうに、通知が1つ映り込んでいました。送り主の欄にあったのは、私の名前ではなく、見覚えのない呼び名。文面のほうは、たしかに私が送ったものでした。
「嫁」の下に並んでいた私の文面
付き合って3年になる彼と、来週の記念日に行く店を決めたところでした。私は「予約の画面、送っといて」と送り、彼からは「これ」とスクショが返ってきました。予約の内容より先に目が行ったのは、画面の上に重なった通知でした。「嫁」の下に、私が送ったばかりの文面が並んでいました。
彼は私を、嫁と登録している。それを知ってしまった私は、「ありがとう」とだけ返しました。彼が見せるつもりのなかった部分を、私は読んでしまったのです。今頃、通知が映ったことに気づいて慌てているのだろうか。そう思って画面を何度も開き直しましたが、彼からの追加のメッセージはありませんでした。
いつもの相づちに、意味を探した1週間
その日から、彼のメッセージがどれも別のものに見えました。「来週、早めに出られる?」の一行に、私は「大丈夫だよ」と返しながら、早めに出る理由をいくつも考えました。夕食の写真にも、天気の話にも、何かが隠れている気がしました。彼が入力中の表示を出しては消すたび、次に来る言葉を待ちました。届いたのは、いつもの短い相づちでした。
本人には聞けません。聞けば、見たことを白状することになります。私は結婚した友人の近況を話題に出さないようにし、彼の親の話も避け、スクショのことは、アルバムの奥にしまいました。
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「順番、逆になってごめん」



























