2015.12.26PR

「フェラが屈辱的で、どうしても好きになれない!」それってどうして?


セックスでは、好きなこととやれること、どうしても好きになれずにできないことがあると思います。
できないなら、きちんと相手に話してしないですむようにしたほうがいい。嫌々やっても愛情にはつながりませんから。

「つきあって1年になる3歳年上の彼。とても優しくて、セックスでも丁寧に、私が感じるまでクンニしてくれます。
だけど、その代わりのようにフェラをしてほしいと言ってくる。私は、どうしてもフェラが好きになれないんです」(23歳/家電)

好きになれないながら、彼が一生懸命してくれたのだからとお返しのようにしていたものの、今になって、やはりどうしても「屈辱的だ」と感じてしまうそう。
こんなとき、どうしたらいいのでしょう。
嫌いなのに彼に「させられている」と思うから屈辱的なのか、あるいは「男の欲望に従っているから」屈辱的なのか。
自分が「なぜ」屈辱と感じてしまうのかを、一度、ゆっくり考えてみましょう。

そこから、あなた自身のセックスへの考え方、男女の関係をどうとらえているかが見えてくるかもしれません。
次に、あなたが彼とセックスするのはなぜなのかを考えてみましょう。フェラは嫌いだけど彼と一緒に裸で抱き合う時間が好きなのか、あるいは挿入は好きなのか……。

そしてあなたはセックスに何を求めているのか……。
彼に誘われてしかたがないからしているだけ?彼の欲望を満たさないと浮気されるからしているだけ? 自分はしたいと思わない?

そういうことを、自分で自分に問いかけてみると、意外な本音が見えてくるかもしれませんよ。
とある女性がこんなふうに話してくれました。

「私、クンニされるのは好きなのにフェラが嫌いだった。
つまり、セックスは男が女を気持ちよくさせてくれるものだと思い込んでいたんですよね。最後は射精して男のほうが快感を得るんだから、それまでは私を気持ちよくさせてよって思っていたんでしょうね。
でも今の彼に出会って、セックスってそういうものではないと感じるようになった。お互いに気持ちよくなって、お互いが相手の歓びを自分の歓びとするものなんだ、と。
フェラもね、今は好きなんです。私が彼を気持ちよくさせようと積極的にしているから」(26歳/塾講師)

最後は男が射精して気持ちよくなるのだから、それまでは女性に奉仕して当然。そんな気持ちがあったら、セックスは楽しくないですよね。
ペニスは男性の象徴であり、男性自身も程度の差はあっても、ペニスにアイデンティティを求めがち。女性はそれを知っているからこそ、フェラを屈辱だと感じるのかもしれません。

でも、それはそれ。愛する彼が気持ちいいと感じるなら、してあげたいと思うのも自然な感情です。それで彼が高圧的な態度に出るなら話は別ですが。

あくまでも、彼と自分との超個人的な関係の中で、フェラをしたいかしたくないかを考えたほうがいいのではないでしょうか。
もちろん、どうしてもできないならする必要はないのも当然のことです。
好きな人と密着する、好きな人の体を愛する。それがお互いに自然にできて楽しいと思える。セックスの最終的な極意は、そんなシンプルなところにあるのかもしれません。

いろいろ考えてしまう気持ちはもちろんわかりますが、ときには、何も考えずに、お互いの体に埋没するようなセックスができたら、もっといい関係が傷つけるような気がしませんか?(亀山早苗/ライター)

(ハウコレ編集部)

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