2019.09.15PR

愛されたい症候群の男性の特徴と付き合い方

近頃では愛が欲しい、必要とされたいという気持ちが強すぎるあまりに女性からはちょっと面倒くさい、うっとうしいと思われがちな「愛されたい男」が続々と増えているようです。

自分の彼氏や気になる男性がこの「愛されたい男」だったら、一体どのように付き合っていけばいいのかわからずに持て余してしまうこともあるはず。

愛されたい思いが強すぎて「愛されたい症候群」になってしまった男性ですが、そうなってしまうのはもちろん深~いワケと原因があるんです!

女性側が「愛されたい欲強すぎ、ウザい」なんて言わずにその心理を理解して接してあげれば、ふたりの関係はより絆の強いものになるでしょう。

今回は愛されたい症候群の男性の特徴や原因、心理を掘り下げることで、どう付き合っていけば愛されたい男性とより良い関係を築いていけるのかを考えていきましょう。

まずは、愛されたい症候群の男性が生まれる原因や、その特徴について代表的なものを挙げてみましょう。

彼女に浮気されたり捨てられたりした経験がある

過去に付き合っていた女性に浮気をされたりひどい捨てられ方をしていたりすると、そのトラウマや女性への不信感から愛されたい症候群になってしまうことがあります。

いま付き合っている恋人にもまた浮気をされるかもしれない、また捨てられるかもしれない、本当はそんなに愛されていないかもしれないと思うと不安になり、愛情を確かめたがったり、もっと愛が欲しいと求めてしまうのです。

過去のトラウマから、恋人からの愛情を信じたいのに信じられず、それゆえに激しい束縛をしたり愛情を試すような行為に走ったりもします。


愛を受けずに成長してきた

成長過程で両親など、家族からの愛情を充分に受けないまま成長した場合、長年の愛情不足から愛情を求める気持ちが人一倍強く、恋人にべったりと依存したり、自分を愛してくれることを強く求めたりします。

しかし、心の奥底に「親に愛されなかった自分が、誰かに愛されることはないかもしれない」という根の深い不安があるため、恋人からの目に見えない優しさや愛情を感じにくくなっていて、目に見えてわかりやすい愛情表現ばかりを求めてしまうことも。

多数の人間から愛されることを欲して八方美人に見える態度をとることもありますが、基本的に欲しているのは家族からの愛情であるため、家族の次に親しいといえる恋人からの愛情にこだわり、いわば家族の代わりに自分を愛してくれることを求めています。

認めてもらうことが何より嬉しい

承認欲求という言葉を最近耳にすることが増えていますね。承認欲求とは簡単に言えば人に認められたいと思う気持ちのこと。SNSでより多くのいいね!が欲しい気持ちと、恋人にもっと愛されて認められたい、必要とされたいと思う気持ちはほぼ同じものです。

自分が自分を認めるよりも、自分以外の誰かから認められたいという気持ちが強いので、それを自分を愛してくれる人に求めています。愛が欲しくてたまらないのは実は自信のなさからきていることもあり、愛されて承認欲求を満たされることで自信を保っています。

「すごいね」「そういうところが好き」などと言われることが何より嬉しく、そう言わせるように頑張りすぎて空回りしてしまうこともあります。

女性は俺を愛して当たり前!など自信家な一面もある

自分に男性としての自信がある場合、自分は女性に愛されて当たり前の存在なのだと思っています。周りにいる女性は皆自分を愛してくれると思っていて、甘え上手な一面もあります。それなのに自分が思うほどの愛情を得られないと、もっと俺を愛するべきだ!と思い、愛されたい症候群になってしまうのです。

誰かに愛されていると自然とその相手より優位に立ったような気になったり、こんなに愛されている自分は他の男性より優れているような気になることもあるので、愛されることによって自信が裏付けられます。だから自信家な男性には愛されたい人が多いのかも…。

愛が欲しくてたまらない臆病な性格のケースも

おどおどといつも何かに怯えていて、気が小さい臆病な人は心の奥に常に様々な不安を抱えています。その不安を誰かの愛に包まれることで打ち消し、安心したいと願って愛を求めます。愛が欲しくてたまらないあまりに相手にべったりと依存してしまったり、尽くしすぎたりするのもこのタイプですね。

誰かに嫌われたり傷つけられることをとても恐れているので、簡単には心を開かないように見られますが、自分を愛してくれる人だけは自分を傷つけたりしないと信じて心を許します。

束縛が激しく冷たい態度を取られるとヘコむ

愛されたい症候群の男性は、自分は誰からも愛されたいけれど恋人には自分だけを愛してくれることを相手に求めていて、恋人が自分以外の男性に接することを好みません。

それゆえに束縛が激しく、どこで何をしているのかを聞きたがったり、他の男性に会ってはいないかと疑ったりします。

恋人が男性のいる飲み会に行くなんて絶対に許しません。誰かに奪われることを恐れるというよりは恋人が他の男性に気移りして、自分を愛してくれなくなることを恐れています。

本当は自分の魅力に自信がないところもあるので、束縛に疲れた恋人がちょっと連絡を無視したり、冷たい態度を取ると、もう嫌われたかもしれない、自分を愛してくれないかもしれないと思って激しくヘコんでしまうのです。

愛されたい男の特徴が分かったところで、次は自分の彼氏や気になる男性が愛されたい症候群かどうか診断する方法をお伝えしましょう。以下の項目に当てはまるものがあれば、その男性は愛されたい症候群かも…。

返信が早い

メールやLINEを送るとすぐに返って来るし、やりとりが長く続いて終わらない。そんな男性は愛されたい男かもしれません。愛されたい男は恋人の行動を把握したいがために、常に恋人と連絡を取りたい、やりとりを長く続けて相手がどうしているのかを知りたいと思っています。

どんなにくだらない内容のメールやLINEでもすぐに返信をして、恋人とメールやLINEをするタイミングを逃さないようにします。

また途中で相手から返信が来なくなると、「どうしたの?」「仕事忙しい?」「時間できたらで連絡して」などの追撃メールやLINEを何度もしがち。しかし自分の仕事などでやりとりを続けられない場合は「〇時に休憩だからその時またLINEするね!」など、返信する時間を予告してやりとりを中断する律儀なところも。

メールやLINEでの繋がりが心の繋がりだと思っているので、連絡を取るという行為を非常に大切にしていて、相手にもそうして欲しいと思っています。

好きかどうか何度も尋ねてくる

愛されたい男はとにかく愛が欲しい、わかりやすい言葉や行動で愛情を表現して欲しいと思っています。「俺のこと好き?」と何度も尋ねてきたり、「ホントに好き?」と念を押したりすることも。そこで自分が望むような答えが返ってこないと拗ねたりちょっと不機嫌になったりします。

そしてまた、「俺のこと好き?」と、はっきり「好き」と言われるまで相手に尋ねます。しつこいと言われようが何と言われようが何度も言葉で自分が愛されているということを確かめたい、それが愛されたい男です。

他の男の話を出すと不機嫌になる

愛されたい男は自分だけを愛して欲しいので、恋人が世間話で他の男性の話を口に出すのを嫌がり、不機嫌になる傾向があります。すぐに「そいつのこと好きならそっちと付き合えばいいじゃん」なんて言ってしまうこともありますが、それは自分が不機嫌になっていることをアピールしているだけなので本心は全く違います。

とにかく自分のことだけを気にして、褒めて、認めて、愛して欲しいという欲求が強く、恋人が他の男性を褒めるなんてもってのほか。恋人にとってなんでも自分が一番でありたいと思っています。

自分のすごいところをアピールしてくる

仕事のハードさや社会的地位、または趣味、過去の部活動などの実績といった自分のスペックをとにかくアピールして、相手の関心を引こうとするのが愛されたい男。

すごいね、タフだね、よく頑張ったね、などという賞賛の言葉を相手から引き出すためにどんどん自己アピールを繰り広げます。

たとえば優しいなどのアピールではなく、年収や社会的地位など目に見えるものにこだわった自己アピールするのは、人から見てわかりやすいことを重視しているのと、自分の内面への自信の無さから。

スナックやクラブでホステスのお姉さん相手に自慢話や武勇伝ばかりするおじさんの心理に近いものがありますね。すごいと褒めざるを得ないくらいのアピールをするので、いつのまにか周りの女性を無料のホステス状態にさせてしまうのも、愛されたい男の特徴です。

付き合う前からこちらの行動を把握しようとする

まだ付き合ってもいない、というよりちょっとお互いに好意を抱いているくらいの状態でも、相手の女性が今どこでどうしているのか、どんなタイムテーブルで毎日行動しているのかを把握したがるのも、愛されたい症候群の男性にはありがち。

まだ付き合ってもいないのに独占欲が強いので、相手が男性と出会うことの多い職業であったり、男性を交えた飲み会に参加したりすれば、過剰に心配をしたり、そんな飲み会に行くの、と嫌がったりすることも。

愛されたい症候群の診断結果はいかがだったでしょうか?もし自分の彼氏や気になる男性が愛されたい男だった場合、接し方を考えなければいけないかもしれません。ここからは愛されたい男の特徴を押さえて、上手に付き合っていくための接し方をご説明しましょう。

愛情表現は少しオーバーにする

愛されたい男は自分は愛されているかどうかをはっきりと目に見える形で知りたがるので、愛情表現はわかりやすく、少しオーバーなくらいがベスト。「彼女に愛されすぎて困っちゃう自分」も好きですから、愛情表現をすればするほど喜びます。

ストレートに「好き」という言葉で伝えたり、ラブラブな内容のメールやLINEを沢山送ったり、ふたりでいる時は積極的にスキンシップをすると良いでしょう。自分が愛されていると実感できれば満たされて安心するので、疑ったり束縛したりすることも少なくなり、ウザいと感じることなく付き合いを続けることができます。

「すごい!」と言うなど彼を認めてあげる

愛されたい男は承認欲求の塊と言っても過言ではありません。人に「すごい!」と言われることや、「頑張ってるね」と認められることが大好きです。「僕すごいでしょ!」と母親に褒められたがる幼い子どものようなものだと思って、褒めたり認めたりして承認欲求を満たしてあげましょう。

承認欲求が強い男性には必ずそうなった理由があります。それは生い立ちや過去の挫折、苦い経験など、人によって様々。その理由や心理まで理解してあげられるのが一番良いです
が、まだその理由がつかめていない場合は、その男性の一番認めて欲しいところを見つけるところから始めましょう。

仕事や趣味、資格にスポーツ、必ず一番認めて欲しいところがあるはず。それをしっかり押さえておくと良いでしょう。一番認めて欲しいところを押さえてから、少しずつ内面も褒めてあげるとより愛情を感じられて絆が深まります。

彼に頼ったり甘えたりして欲求を満たしてあげる

男性というのは一般的に女性に頼られたり甘えられたりすることを喜ぶことが多いものですが、愛されたい男は特にその傾向があります。「頼りになるね」「〇〇くんがいてくれて良かった」などと、自分が必要とされることに特に喜びを感じます。

逆に自分が必要とされていないと感じると「自分なんかいらないんだ」と拗ねて面倒くささが倍増するので、定期的に頼ったり甘えたりして必要とされたい欲を満たしてあげましょう。

必要とされたい欲は承認欲求の一部でもあります。承認欲求をとにかく満たしてあげることが、愛されたい男への接し方としては一番重要なことなのです。

なるべく他の男の話をしない

愛されたい男は独占欲の強い人が多いものですし、自分に自信がないこともあるので自分が他の男性に比べて劣っていると思われることを一番嫌います。たとえ他愛のない話だとしても愛されたい男の前では他の男性の話を控えるようにしましょう。褒めるのは特にNGです。

さらに、元カレの話はタブー中のタブー。「元カレはこうだった、こんなことをしてくれた」などと聞けばメラメラと対抗心を燃やしたり、まだ元カレのことを愛しているのではないかと疑ったりしてややこしいことになります。

落ち込んでいるときは励ましてあげる

愛されたい男には案外メンタルが脆かったり弱かったりする人もいます。何かがあって落ち込んでいる時にはそばに寄り添い、支えて励ましてあげましょう。「ずっとそばにいるよ」「あなたならできるって知ってるよ」などと、優しくあたたかい言葉をかけるのも良いですね。
落ち込んで心が弱っている時は特に、そばにいてくれる相手からの愛情の深さやそのあたたかさを素直に感じやすいものです。

自分がこんなに落ち込んでいる時にそばにいてくれて、なんて自分は愛されているんだろう、と愛されたい男に感じさせてあげましょう。

愛されたい男、という言葉だけを聞くとなんだか甘ったれで重たい、かつ面倒くさいイメージがあるかもしれません。しかし本当のところ愛されたい男というのは、ただひたすらに自分を認めて、受け入れてくれる人を求めている、純粋で孤独を抱えた人たちです。

自分に自信がないことも多いので、愛情を得ることによって自分に自信が持てる、という人もいます。つまり愛されたい男がとにかく満たしたがる承認欲求は、すべて愛されることによって満たされるのです。

自分だけを認めて、自分だけを愛して欲しいという気持ちが束縛や独占欲といった重苦しくて面倒くさい副産物を生み出してしまうのですが、それを女性が理解して上手に接してあげればその副産物を生み出すことなく、絆を深めてより良い関係を築くことができます。

そのためには、ただ単に認めてあげればいいんでしょ、という気持ちで接するのではなく、どこを認めて欲しいのか、何を受け入れて欲しいのか、そしてその理由は何なのか。まずは深く相手の男性を理解するよう努めるところから始めても良いかもしれませんね。(齋藤 緑子/ライター)

(ハウコレ編集部)

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