
亭主関白の夫「なんでこんなこともできない!?」→耐えられなくなって「離婚したい」と伝えた結果
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「離婚したい」と伝えたら…
結婚して4か月が過ぎた頃、私はとうとう限界を感じていました。このままでは自分が壊れてしまう。そう思い、ある夜、夫に向き合う決心をしたのです。
「あなたと離婚することを考えています」
声は震えていましたが、私は夫の目をまっすぐ見て伝えました。夫は一瞬、時間が止まったかのような表情を浮かべ、それから黙り込みました。
「……本気で言ってるのか」
「本気よ。毎日怒られて、否定されて……私、もう限界なの」
夫はしばらく何も言えない様子でした。やがてぽつりと「そんなつもりは……」と漏らしましたが、その後は長い沈黙が続いたのです。
そして...
あの夜から、夫は明らかに変わり始めました。翌朝、珍しく夫の方から「昨日言われたこと、考えてた」と話しかけてきたのです。
「俺、親父がそういうタイプだったから、それが普通だと思ってた。でも君がいなくなるかもって思ったら……怖くなった」
その言葉を聞いて、私は少しだけ救われた気持ちになりました。夫は自分なりに振り返ってくれていたのです。
それから私たちは、週に一度「話し合いの時間」を設けるようになりました。お互いの不満や気持ちを、冷静に伝え合う時間です。まだぎこちないところもありますが、夫は少しずつ私の話を聞いてくれるようになりました。
新婚でこんなことになるなんて、と思ったこともあります。でも、まだやり直せる時期に気づけてよかったのかもしれません。完璧な夫婦にはなれなくても、二人で歩み寄る努力を続けていきたい。そんな静かな希望を胸に、私たちは今日も小さな一歩を重ねています。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























