
10年間、妻の料理をバカにしていた俺→ある日、”テレビに映った妻”を見て、初めて自分の愚かさに気づいた…
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私は10年間、妻の料理に文句を言い続けてきました。褒めた記憶は、ほとんどありません。あの日、テレビに映った妻の姿を見て、初めて自分がしてきたことの意味がわかりました。
口癖になっていた言葉
「薄い」「変な味」「外で食べたほうがまし」それが、いつの間にか俺の口癖になっていました。
最初に言った夜のことは覚えています。結婚して2年目の冬の夜でした。「おまえの作った料理なんて、犬も食わないよ」と笑いながら言いました。冗談のつもりでした。
妻は何も言い返してきませんでした。
翌朝、いつも通り朝食が並んでいました。俺はそのことに、何の疑問も持ちませんでした。
言い続ければ、いつか上手くなると思っていたのか。それとも、ただ文句を言うのが習慣になっていたのか。今となっては、自分でもよくわかりません。
気にもとめなかった数字
妻がSNSに料理を投稿していることは知っていました。でも、俺はそれをただの趣味だと思っていました。フォロワーが増えていっても、「へえ」と思うくらいで、たいして気にもとめていませんでした。
半年で10万人になったと聞いたときも、正直、実感はありませんでした。「犬も食わない」と俺が言った料理を、10万人が「食べたい」と思っている。その事実が、なかなか頭に入ってきませんでした。どこかで、自分の感覚が正しいと思い込んでいたのだと思います。
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テレビに映った妻


























