
席がなかったあの日から、「1人のほうが気楽」と笑うことに決めた
コラム
「一人のほうが気楽なんですよ」。職場でそう笑う私を、みんなはきっと「そういう人」だと思っています。でも本当は、最初から一人で食べたかったわけではありませんでした。
最初の一週間
入社して最初の一週間は、先輩たちに誘われるままランチに加わっていました。職場の雰囲気は明るくて、お昼の時間が楽しみでした。ただ、私は仕事の要領が悪く、キリのいいところまで終わらせたくて、お昼に出るのが少しだけ遅れてしまう日がありました。5分、ときには10分。先にお店に入った先輩たちに追いつくと、テーブルはもう埋まっていることが何度かありました。
あの日の出来事
ある日、少し遅れてお店に着くと、先輩が「あ、ごめん、先始めてるね」と声をかけてくれました。隣の人が「席、もうないかも」と笑いながら言いました。悪気がないのはわかっています。でも、空いている椅子を探して周りを見回したとき、誰も席を詰めようとしない光景が目に入りました。「大丈夫です、コンビニで買ってきます」。笑ってそう言い、店を出ました。あの日から、一人で食べるようになりました。
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歓迎会の夜


























