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デートのたびに「楽しかった」としか送れなかった→彼女に問われて気づいた、一言に詰め込んでいた全部のこと

コラム

3日間の下書き

スマホのメモ帳に思いつくまま書いては消す日が続きました。1日目はうまくまとまらず途中で閉じ、2日目は恥ずかしくなって全部消してしまいました。3日目の夜、「ちゃんと伝えなかったら後悔する」と思い、覚悟を決めて送信ボタンを押したのです。

「ごめん、遅くなった。ちゃんと伝えたくて考えてた。まずペンギンのエリアで俺が『あの歩き方おもしろい』って言ったとき、一緒に声出して笑ってくれたのが嬉しかった。お昼を食べてるとき『おいしいね』って言った時のイントネーションが可愛かった。帰りの電車で肩にもたれてきたのも嬉しかったし、正直もう2駅くらい乗り過ごしてもいいって思ってた。毎回ちゃんと言葉にできなくてごめん。楽しかったって一言にしてるけど、本当は毎回こんな感じでいっぱいある」

送ったあと、恥ずかしさで思わず画面を閉じてしまいました。

そして...

しばらくして届いた彼女の返信は、短い言葉だけでした。でもそれだけで、ちゃんと届いたのだとわかりました。今でもデートのあとに送る感想は「楽しかった」の一言です。言葉にするのが得意になったわけではありません。でも彼女はもう、その奥にあるものを知ってくれている。だから安心して、不器用なままの自分でいられるのだと思っています。

(20代男性・研究員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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