
彼女を楽しませたくてツッコミを猛勉強した僕の返信が、なぜか空回りしていった理由
コラム
彼女の反応が薄い気がして、僕は返信の練習を重ねていました。よかれと思って打ち込んだひとことが、どうして空回りするのか。画面の向こうの彼女の顔が、僕には見えませんでした。
彼女の反応が薄い気がして
僕は彼女と付き合って一年ほどになります。会って話すときは笑ってくれるのに、メッセージになると、僕が何を送っても会話はすぐに止まってしまうのです。自分の返信がつまらないせいかもしれない。
そう思っていたある日、彼女から「たまには私のメッセージにツッコんでよ」と届きました。これはきっと、僕の返事に物足りなさを感じているサインだ。
僕は「わかった、やってみる」と返し、こっそり準備を始めたのです。
ツッコミの正解を探して
ツッコミとは何かを、僕は真剣に調べました。出てきたのは「相手の言葉の誤りや大げさな部分を指摘すること」という説明です。なるほど、と思いました。彼女の言葉のおかしな点を見つけて、きちんと返せばいいのだと。
彼女が「今日のランチ、世界一おいしいパスタだった」と送ってきたとき、僕は迷わず「世界一かどうかは、全部のお店を食べ比べないと言えないと思う」と返しました。完璧な指摘ができたつもりでした。
「もう疲れて死にそう」には「死にそうっていうのは、たぶん比喩だよね。一応、確認なんだけど」と添えたのです。
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空回りしていた努力

























