
隣人から届く長文が怖い。挨拶まで避けた私が知った事情
コラム
長い文面をそのまま閉じて、短い返信だけを送りました。あのメッセージに書かれていた一言の意味に気づいたのは、ずっと後のことです。チャットの画面をスクロールしても、隣の部屋の人からのメッセージはまだ続いていました。
連絡先の交換
このマンションに越してきた日、隣の部屋に挨拶へ行きました。同年代くらいの女性が出てきて、「何かあったらいつでも声かけてくださいね」と笑顔で言ってくれました。感じのいい人だと思い、そのままチャットの連絡先を交換しました。
数日後、仕事から帰ってスマホを開くと、その人からメッセージが届いていました。通知には冒頭の数行しか見えません。タップして開いた先には、画面いっぱいに文字が並んでいました。最初に書かれていたのは、「ゴミは収集日に出すのがルールで、前の日だと管理人さんに言われるので気をつけてくださいね」。その後も、宅配ボックスの使い方や管理組合への届出、近隣のルールなど、マンション生活の案内が延々と続きました。
たった一言の返信
読み終えるまでに何度もスクロールしました。丁寧な文面ではあるのですが、初対面に近い相手からこの量を1度に送られると、構えてしまいます。
「ご丁寧にありがとうございます。気をつけます」と返しました。ほかに何を付け加えればいいのか分からず、そのままチャットを閉じました。
それから数日後、廊下でその人とすれ違いました。向こうは会釈をしてくれましたが、私はうまく頭を下げ返せませんでした。あのメッセージが頭にあるせいで、自分の生活のどこかを見とがめられているのではないかと考えてしまうのです。
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もう1度、最初から
























