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休日になるとゲームに夢中な夫→子どもが絵を置いて部屋へ戻ったのを見た日

コラム

「俺だって疲れてるんだよ」。ヘッドセットを首に下ろした夫はそう答えました。クッションの上には、息子が描いた3人家族の絵が拾い上げられないまま残っていました。

休日のリビングで最初に電源が入るのは、テレビでもエアコンでもなく、夫のゲーム機です。

画面の向こうの「上手だね」

結婚5年目。平日は帰りの遅い夫ですが、だからこそ休日は家族の時間になると信じていました。けれど実際には、夫は起きるとソファでヘッドセットをつけ、コントローラーを握ります。その日も4歳の息子がクレヨンの絵を両手に持って、ソファの前に立ちました。「お父さん、見て」。夫はヘッドセットの片耳を浮かせて「うん、上手だね」と答えました。目はゲーム画面のまま。息子が差し出した絵には、1度も視線が向きませんでした。

ソファの横に置かれた絵

息子はしばらく絵を持ったまま立っていましたが、やがてソファの横のクッションにそれを置いて、自分の部屋に戻りました。私は「ちゃんと見てあげてよ」と声をかけました。夫は「見たよ」と言いました。「画面を見たまま何がわかるの」。そう返すと、夫はヘッドセットを耳に戻しました。クッションの上には、息子が描いた家族の絵が残っています。3人が手をつないで並んでいる絵でした。

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