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昔いじっていた同級生が同窓会で変わっていた→声をかけた私は、帰りの電車でうつむいた

コラム

「かわいくなったね」と声をかけた私に、彼女は穏やかに笑ったまま一言だけ返しました。

その直後に聞こえた男子の一言で、自分が何も変わっていなかったことを知りました。同窓会の入り口で見かけたその横顔に、すぐには名前が出てきませんでした。

名前の出てこない横顔

受付で名札をつけて会場に入ると、テーブルの奥に見覚えのない女性が座っていました。知らない参加者だと思いました。でも名札の名前が遠目に読めたとき、手元のグラスを持ち直しました。中学で同じクラスだった子でした。あの頃の面影はほとんど残っていません。周りの同級生たちも気づいたようで、「変わったね」「誰かわかんなかった」と声が上がっていました。中学時代、私はこの子を「ブス」と呼んでいました。グループの中で誰かが言い出し、私が繰り返し、教室が笑う。そういう空気を作っていたのは私でした。あの頃は何も考えていませんでした。全員がそうしていたから、悪いことだとも感じていなかったのだと思います。

「かわいくなったね」の裏側

席を立って、彼女のそばに行きました。「久しぶり」「かわいくなったね」。言いながら、彼女の名札の写真に目を落としてしまいました。丸い頬の子だったはずの彼女に「ありがとう」とだけ返されました。「昔と全然違うじゃん」と続けると、彼女はグラスに視線を戻して小さくうなずいただけでした。隣の椅子を引いて座ると、彼女の横顔が近くなりました。まつ毛の長さも、姿勢のよさも、あの頃にはなかったものです。私がからかっていた頃の丸い頬の子は、もうどこにもいませんでした。同窓会の席で初めて会った人のように、何を話せばいいのか迷いました。何か当たり障りのない会話をして、私は1度自分の席に戻りました。

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