おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

頼んだデザインが毎回ちがう仕上がりになる担当ネイリスト。今日を最後に…

コラム

仕上がった爪に光っていたストーンは、私がお願いした数の半分もありませんでした。

このくらいのほうが長持ちしますよ。担当のその一言に、私はただうなずくだけでした。

保存していた画像を、そのまま見せたはずだった

そのサロンに通い始めて半年ほどになります。担当してくれるネイリストの技術は確かで、仕上がりはいつもきれいでした。ただ、私の希望どおりになったことは、1度もなかった気がします。この日も、SNSで保存していたデザインを見せました。くすみがかったラベンダーに、全部の指へストーンを散らした爪です。「この前のネイル、1週間で欠けちゃったんですよね」。そう前置きしてから、今度こそこれにしたいと頼みました。「全部の指にストーンを付けて、長さも長めにしたいです」。画像を指さしながら、できるだけ具体的に伝えたつもりでした。

このくらいのほうが、と私の言葉は上書きされていく

施術が進むうちに、少しずつ画像との差が広がっていきました。ストーンは親指と薬指の2本だけ。長さも、いつのまにか短めのラウンドに整えられていきます。「もう少し長くできますか」と口にすると、担当は手を止めずに答えました。「このくらいのほうが、きっと長持ちしますよ」。悪気がないのはわかります。プロとしての判断なのでしょう。それでも、私が選んで私が伝えたはずのデザインが、私の知らないところで決め直されていく感覚だけが残りました。

次のページへ

私は席を立った
  • X
  • Line