
「もっと女らしくして」と言う彼に、仕事中の写真を1枚送った結果
コラム
数時間後に届いた言葉
帰りの電車でも、家に着いてからも画面は動きませんでした。
ようやく届いたのは、寝る支度をしていたころです。
「仕事してるとき、こんな感じなんだ」
私は少し迷ってから返しました。
「こんな感じって?」
しばらく返事はありませんでした。
「普段と違って見えた」
私はそこで、ずっと聞かなかったことを打ちました。
「写真見ても、まだもっと女らしくしてほしいって思う?」
既読がつきました。
しばらくして届いたのは、
「ごめん」
でした。
続けて、
「俺、君じゃなくて、人に見せたときどう見えるかばっかり気にしてた」
私は画面を見たまま、少し時間を置きました。
それから返しました。
「私は、あなたに女らしいかどうか決めてもらうために服を選んでるわけじゃないよ」
今度の既読のあとには、すぐ返信が来ませんでした。
その日は、それで終わりました。
そして...
次に会ったのは、その週末でした。
私はいつものパンツとスニーカーで待ち合わせ場所へ行きました。
彼は私の足元を一度見ました。
「何?」
と聞くと、
「いや。今日どこ行く?」
それだけでした。
彼が本当に何も思わなくなったのかは、わかりません。ただ、それ以来「もっと女らしくして」というメッセージは届いていません。
仕事の話を聞かれることは、少し増えました。
あの日の写真は、今もスマホに残っています。
彼に何かを証明するためではなく、あの日の自分が楽しそうに働いていたことを、私自身が気に入っているからです。
(20代女性・介護職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























