「彼を返して」と私に迫った元カノ→隣の彼が返したのは、私の名前ではありませんでした

コラム

主語にならなかった私

駅前のカフェに入り、私は運ばれてきたカフェラテに手をつけないまま聞きました。

「さっきの人、誰」

「3年付き合ってた人」

「返してって、何」

「返す返さないの話じゃないんだ。昔の話だから」

「もうって、前にもあったの」

「似たようなことなら、何度も」

何度も、と彼は言いました。私は、別れてからも何度もあの人に会い、そのたびに同じようなことを言われていたのだと受け取りました。

私の知らないところで続いていたやりとりに、今日はじめて立ち会っただけなのかもしれない。そんな考えまで浮かびました。

そして...

彼は改札まで送ってくれて、いつもと同じように手を振って別れました。そのあと、「さっきの『何度も』は、付き合ってた頃の話。別れてから会ったのは今日が初めて。そこだけ先に伝えておく」と届きました。その点は分かりました。でも、それ以上に引っかかっていることがあります。あの信号待ちで、彼は私の隣に立ちながら、

「今はこの人と付き合っている」

とは言いませんでした。なぜ私を主語にしなかったのか。次に会ったときは、あの人のことだけではなく、その理由を聞くつもりです。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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