「1日だけ、彼女のふりしてくれない?」と元カノに送った俺、その前に打って消したのは「もう1回会いたい」だった

コラム

母に先に話したこと

次に届いた返事を、何度も読み返しました。

「ふりはできない。話したいことがあるなら、ちゃんと自分の言葉で言って」

別れ際に言われた「何を考えてるのか、ずっと分からなかった」が、そこに重なりました。本音を言わずに、相手に察してもらう。1年たっても、同じ頼り方をしていたのだと思います。翌日、母に電話をかけ、別れたことも、ふりを頼んだことも話しました。母は少し黙ってから、こう言いました。

「なんとなく、そうじゃないかと思ってた」

「謝りたいなら、ふりなんて頼まないで自分で会いに行きなさい」

それから2日かけて、元カノに送る文面を考えました。会いたいとは、まだ書けませんでした。先に書けたのは、謝りたいという気持ちのほうです。

「母さんには本当のことを話した」

「ちゃんと謝りたいから、1回だけ会えないかな」

そして...

返ってきたのは「駅前のカフェでいいなら」という返事でした。

母には予約を3人に変えてもらい、誕生日カードの送り主の欄には自分の名前だけを書きました。前に贈ったときは、2人の名前が並んでいた欄です。あのとき消した一言は、まだどこにも送っていません。

(20代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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