
「お前」呼びは愛情だと言う彼→同じ言葉を返した私に届いた「ごめん。もう使わない」
コラム
既読のまま動かない画面
1週間ほどたった頃、彼からこんなメッセージが届きました。
「なあ、そのあなたってやつ、いつまで続くの?」
責められているようにも読めて、少し迷いました。けれど、ここで引っ込めたら、この1週間が意味のないものになってしまいます。
「あなたがお前って呼ぶのと同じ。私なりの愛情だよ」
送ってすぐに既読がつき、それきり画面は動きませんでした。怒らせてしまったのかもしれない。今頃、スマホを放り出しているのだろうか。お風呂を沸かし、湯船につかり、髪を乾かしてから、もう一度だけ画面を確かめました。
届いていたのは、1通だけです。
「ごめん。もう使わない」
そして...
短い謝罪のあと、しばらくしてもう1通届きました。私の名前のあとに、「今度どこ行きたい?」と続いています。「お前」から始まっていた同じような質問に、付き合い始めた頃以来の呼び方が戻っていました。
打ちかけていた「あなた」を消して、彼の名前で始める形に打ち直しました。それからは、「あなた」より彼の名前を打つ回数のほうが増えていきました。
それでも、1つだけ分からないことが残っています。謝罪から名前のついたメッセージが届くまでの長い間、彼は何をしていたのでしょうか。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)






























