
彼女の荷物にだけ口を出した俺→引っ越しの段ボールに自分が詰めていた物
コラム
荷台に並んだ34箱と、なくなっていたソファ
引っ越し当日、俺の荷物は結局20箱になりました。
彼女の14箱と合わせると34箱。見積もり時の合計と同じです。
彼女が11箱減らした分、俺の荷物が11箱増えていました。料金が変わらなかったことに甘え、何も説明しないまま当日を迎えたのです。
荷台を見た彼女が聞きました。
「これ、全部あなたの荷物?」
「うん。落ち着いたら話す」
そう答えるのがやっとでした。
さらに、彼女の部屋からお気に入りのソファまでなくなっていることに気づきました。
俺は自分の物を捨てられず、彼女には大切な物を手放させていたのです。
そして...
新居では、自分の箱を洋室に積んだままにしていました。
段ボールに座った彼女が、俺に言いました。
「次に何か減らすなら、先にあなたの分から見せて」
「わかった」
それ以上は説明せず、箱を積んだままにしました。
数日後、ようやく黒いケースを開け、大学時代にバンドをしていたことを話しました。
彼女はギターの弦を指で弾き、「全然知らなかった」と驚きました。
その時点でも、20箱のうち開けたのは3箱だけ。
ソファを置く予定だった窓際は、まだ空いています。
俺が先にすべきだったのは、彼女に荷物を減らしてもらうことではなく、自分の荷物と向き合うことでした。
(20代男性・会社員)
本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。
(ハウコレ編集部)




























