
「じいじの指、離さない」家族に送るはずの孫の写真を、社員40人ほどの全社グループに送ってしまった社長の私
ライフスタイル
入社2か月の社員からの1行
そこへ、1件だけ返信がつきました。「社長、お孫さんに指を持っていかれてますね」。名前を見ると、入社2か月の事務の社員でした。会社の廊下で挨拶を交わした回数は、まだ数えられるほどです。その1行を読んでから、「送る先を間違えました。消し方がわからないので、このままにしておきます」と打ちました。そのあとは早く、課長のスタンプ、総務の「おめでとうございます」、と、いつもの連絡事項より長い列。打ち終えてからも、最初の1行を何度も読み返していました。誰も触れられなかった3分を、いちばん新しい社員が終わらせてくれた。そう受け取っていました。
そして...
あの写真は、今も会社のグループの連絡事項の間に、消さずに残っています。消し方は、その後も覚えていません。あの一行がなければ、会社に戻ってからも写真のことは誰にも言わずにいたと思います。社長の投稿には承知しましただけが並ぶ、その形を作ったのが自分だったことも、あの玄関で知りました。
(60代男性・経営者)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























