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    全社連絡に届いた社長の孫の写真→順番を待っていると思っていた私が、3分後に1番に送った一言

    ライフスタイル

    先輩に言われるまで、誤送信だとは思っていませんでした。3分のあいだ打っては消していたのは、社長への感想ではなく、入社してから毎回並べてきたあの一言です。

    全社連絡のグループに、白いおくるみの赤ちゃんの写真が上がってきました。差出人は社長で、添えられた文は「じいじの指、離さない」の1行です。入社2か月の私は、うちの会社はこういう写真も共有するところなのだと、その時は受け取っていました。

    打っては消した一言

    社長の投稿に返してきたのは、入社してから「承知しました」の一言だけです。連絡事項が出ると、先輩たちの承知しましたが上から順に並び、末尾にそろえて同じ一言を足します。写真にも、指が勝手にその一言を打っていました。読み返して、消しました。赤ちゃんの写真に承知しましたは、さすがにおかしい。かといって、入社2か月の私が社長の家族の写真に感想を書くのは、順番として先輩たちより先でいいのか。隣の席の先輩の画面には、同じ写真が開いたままでした。

    誰の返信も並ばない画面

    返信は、誰からもつきませんでした。連絡事項なら1分と空かない画面が、写真の下だけ空いています。時刻表示を見ると、写真が届いてから3分が経っていました。おくるみの赤ちゃんは大人の人差し指を両手で握っていて、指のほうが引き抜けずにいる、そんな写真です。感想はもう決まっていました。決まらないのは、私が1番に書いていいのかどうかだけです。先輩たちが書かないのも、同じように順番を待っているからだと思っていました。送信の前に、文の終わりの「ね」を消して、また足しました。

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