
「家族なんだから助けろよ」妹の入院を流した俺が、金と車を断られて返した一言
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入院した時は、正直どうでもよかった。動けない妹に、俺が何かできるわけでもない。足が治ったなら、今度はこっちの番のはずでした。
妹の退院を知らせる母の投稿に既読だけつけて、俺はカレンダーの、車が要る日に丸をつけていました。
「今忙しい」は嘘じゃなかった
妹が階段から落ちて入院したことは、家族のグループチャットで知りました。母から「お兄ちゃんも、お見舞い行ってあげたら?」と名指しで投稿が来て、正直、面倒だと思ったのが先です。「今忙しい」と返したのは嘘ではありません。取引先への支払いの期日が迫っていて、病院まで往復すれば半日は消えます。骨折なら命に関わるわけでもない。親も妹も友達も行っているなら、俺が1人増えたところで何も変わらないでしょう。そう決めて、チャットの通知をミュートにしました。
その後、母から電話が2度ありましたが、どちらも出ずに終わっています。
足が治ったなら、こっちの番
退院の投稿を見て、まず浮かんだのは妹の車のことでした。俺の車は修理に出したまま費用が払えず、引き取れていません。取引先へ行く日が近づいていて、足がない。修理代も、妹から借りれば今週中に片づきます。
頼むなら、まとめて送ったほうが早いと思いました。
「ごめん、ちょっと金貸して」
「あと車も一瞬だけ貸して」
2通を続けて送って、スマホを裏返しました。妹は昔から、頼めば嫌な顔をしながらも最後は聞いてくれます。今回も同じだろうと、返事を待つ間にコンビニで弁当を買っていました。
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返ってきたのは、頼み事への返事ではなかった




























