2013.03.15 更新

いただきものの「かたまりハム」でご馳走メインディッシュ!


お中元やお歳暮で頂く塊のロースハム。皆さん、どうやって食べてますか? 見た目は豪華で一瞬は嬉しいのですが、どうも普通にスライスしてサンドイッチやサラダに使ったり、細切れにしてチャーハンの具にしたり。ちょっとありがたくない食べ方になりがちじゃないですか? 

そう、ハムって、イメージ的にメインディッシュになりにくい。でも、せっかく頂いた高価なハム。やはり豪華料理にしたいもの。そこで、ぜひ“ハムステーキ”に挑戦を。旨みがグッと増して、見た目もボリューミィ。手間いらずで堂々たるメイン料理の完成です!

ハムを縛ってある紐は、けっこう丈夫なのでハサミを使ってカット。指でつまむようにして紐を剥がしますが、繊維が肉に食い込んでいる部分があるので丁寧に見ながら、細かい繊維くずもキレイに取り除きましょう。

まな板にハムを置き、端を5mmほど切り落とし、ハムの断面と包丁が平行になるように刃を当てます。体重を前にかけながら、押すように力を加えて切りわけてください。

この時、厚さの目安は2cm2.5cmがベスト。火がふっくらと通り、食べごたえのあるステーキに仕上がります。

フライパンを熱し、オリーブ油少々を入れます。ハム臭さが苦手な人はニンニクや鷹の爪を加えて少し熱してから取り出して。

フライパンに油が回ったところで、ハムの脂身の部分を押し付けるようにして並べ入れます。強火の中火で焼くこと1分。焼き色がついたら裏返し、火を弱めの中火に。1分弱ほど焼いて、こんがり焼き色がついたらOKです。

ウスターソースやケチャップでは、あまりにも日常的かつジャンク的。ただの“焼いたハム”から“ハムステーキ”に格上げするにはソースが肝心です。

 

そこで、簡単にできるお洒落ソースをご紹介(材料はハム2枚分の量)。

●おろしワサビソース 

みりん大さじ1を小さな耐熱容器に入れてレンジで10秒加熱。粗熱が取れたら、すりおろした生ワサビ(なければチューブ入り)大さじ11.5と醤油大さじ2/3混ぜ合わせる。ワサビの辛味が鼻につきすぎず上品な味わいに。チューブだと風味が物足りないという場合は、キュウリのすりおろしをちょっと加えると、フレッシュ感のある香りに。

●赤ワインソース

小鍋に赤ワイン100ml入れて火にかけ、半量になるまで煮詰めたあと、バター大さじ1を加えて溶かしながら煮詰め、とろっとしたら塩コショウで味を調える。

●ハニーアップルソース

皮のまますりおろしたリンゴ1/4個にレモン汁と蜂蜜小さじ11.5を加えて混ぜる。ハムの塩気に甘酸っぱさがマッチして、子供も喜ぶソースに。甘味、酸味はお好みで。

 

他にも、ヨーグルト+粒マスタード、大根おろし+生姜など、自分流のソースを色々ためしてみてくださいね。ハムに充分な旨みがあるので、案外どんなソースともマッチします。

 

 

最初に切り落とした端の部分や、ステーキにするには見栄えがしない大きさで余ってしまったものは、角切りにして櫛に刺し、魚焼きグリルかトースターでじっくり、こんがり焼いてみて。メインにはならずとも、ハンバーグやコロッケなどいつもの料理の隣に添えると、存在感ある名脇役になりますよ。

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