2019.12.03

恋愛依存症から抜け出す簡単な方法

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依存症って、なにやら専門家がその依存の原因を分析して対処法を考える……みたいにむずかしいイメージがある言葉ですが……。
今回は、誰もが肌感覚で理解できる、恋愛依存症の主だった原因と、そこから抜け出す方法について、一緒に考えてみたいと思います。
アルコール依存症とかギャンブル依存症とかは、そこから抜け出すための専門機関がありますよね。
でも、多くの若い女子が言っている「恋愛依存症」って、そこから抜け出すための治療をする専門機関って、少ないでしょう。日常生活に支障をきたすほどのすごく重度の恋愛依存症のことはよく知りませんが、ふつうの女子が気軽に口にする「恋愛依存症」を治療する専門機関なんて、あまり聞いたことがないですよね。

つまり多くの女子は、依存症「のような」状態になっているのをどうにかしたいという思いを込めて「恋愛依存症」と言っているにすぎないということです。
まずこの認識を持つことが、恋愛依存症から抜け出すために必要だろうと思います。「アルコール中毒の患者のような『依存症』ではなく、ちょっとばかり恋愛のことを考えすぎている……まぁ言ってみればその程度の軽い話なんだ」というふうに、ライトに捉えることです。

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ライトな恋愛依存って、「寂しさをひとりでどうにかすることができない」というドツボにはまったような感覚と、「寂しいから誰かに抱かれたい」という気持ち、この2つの気持ちに集約されるのではないかと思います。
もっと簡単に言ってしまえば、寂しいから恋したいという気持ちが、おそらく問題なのではないでしょうか。
寂しいから誰かに恋したいというのは、いわば当たり前の感覚です。
たとえば60歳くらいの人が「老後がひとりだと寂しいから、パートナーを見つけて再婚しました」と言うことがありますが、何歳であっても、どんな社会的地位の人であっても、寂しいから恋したいという感情を抱くことは、ごくごく当たり前のことです。

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で、「寂しいから恋したい」という気持ちが強すぎる自分の心をどうにかしたいと、ジタバタもがいている人がきっと、「わたしは恋愛依存症で……」と言うのだろうと思います。
では、そういう寂しさはどうするのか?

世の中には、寂しいという気持ちを少しばかり軽くするために、あらゆるものがある、こういう事実に気づいてみてはいかがでしょうか。

たとえば、寂しいという気持ちを少しばかり軽くするために音楽があります。
昨年末、全国のいろんなコンサートホールでベートーヴェンの「第九(交響曲第九番)」が演奏されました。毎年、年末になると「第九」を演奏するというのが、日本では戦後からずっと定番になっています。
その「第九」は、なにを歌っているのかといえば、(かなり意訳すれば)「みんなで仲良くしようぜ」ということを歌っています。
つまり、誰だって孤独だし寂しいわけです。だからケンカしたり、戦争が起こったりします。でもそうじゃなくて、隣の人の声を(話を)よく聴いて、みんなで仲良くしようぜ、ということを歌っています。
自分で自分の寂しさをコントロールできず、つい男に寂しさを消してもらいたがる……こういう人は、音楽にハマってみるなり、テニスをしてみるなり、美味しいものを食べるサークルを主催してみるなり、なんでもいいので、なにかをやって、寂しさを消してみるといいと思います。

彼に尽くしすぎる自分を見て、「わたしは恋愛依存症だ」と感じる人は……尽くしすぎるというのは、要するに「偏愛(へんあい)」ということであり、愛することの基本は偏愛ですから、しごくまっとうな恋をしているわけです。
悩む必要なんて、なにもありません。(ひとみしょう/ライター)

(ハウコレ編集部)

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