2017.04.30PR

燃えるようなエッチと愛をごちゃごちゃに捉えてはいけない

あまり恋愛をしてこなかった女子の中は、いったん彼氏ができると、すごく嬉しくなって、彼にあれもこれも尽くして、燃えるようなエッチにうっとりして、ということになる人もいます。
でも、冷静になったほうがいいときだってあります。
女子の恋愛相談を読んでいて、いつも思うのは、「燃えるようなエッチと、愛を、ごちゃごちゃにして考えている」ということです。
この傾向、じつは男子にだって見られます。
男子の恋愛掲示板って、ネット上に少ないので、あまり「文字列としては」見かけませんが、恋愛中の男子の話を聞くと、そういう傾向がよくわかります。
愛とエッチをごちゃごちゃにして考えている男子はたとえば、彼女が別れると言えば、とたんに女々しくなって、彼女にすがってきたりしますよね?
そういう彼を横目でしれっと見つつ、「男って女々しくてホントにイヤだ、もっと年上のクールな男性とつきあいたい」と思ったことのある女子もいるでしょう。

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でも、男女ともに、似たり寄ったりの傾向を持っています。とくに若いうちは、10年も20年もエッチしてきたわけではないでしょう、新しいおもちゃを手に入れた子どものように、エッチにハマる人がいても、ちっともおかしくないです。
彼のことが好きすぎて困るとか、彼に尽くしすぎるとか、彼の子どもが今すぐにでも欲しいと思ったとき、ちょっと立ち止まってみてはいかがでしょうか?
「わたしがときめいているのは、燃えるようなエッチゆえ?それともホントの愛ゆえ? どっち?」というのを考えてみるのです。

もっとも、愛とエッチって、きちんとふたつに分けることができないものです。愛があるからエッチするわけだし、エッチしたら愛を感じることだってあるでしょう。
そういう意味では、エッチって麻薬みたいなものです。つまり洗脳という側面を持っています。だから、そこを考えてみるのです。「わたしはホントにこの彼氏に身も心も捧げたいと思っているのか?」と。

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ことさら下半身のことを強調するつもりはありませんが、それでも、女子の「尽くしすぎ」とか、反対に「恋愛が3ヵ月と続かない」というのは、この「愛とエッチをごちゃごちゃにしている問題」が、その背景にあると思うこともあります。
若い人に限ったことではなく、オトナだって同じなんです。不倫していることを、誰もおおっぴらには言わないですが、下半身の事情ゆえ、あるいは愛の都合ゆえ、愛とエッチの問題に悩まされ続けているオトナって、たくさんいるんです。

だから、若いうちから愛とエッチの問題を、真剣に考えておいて損はないでしょう。その問題をうまく解けないままオトナになると、傷つくのは女子だからです。
つまり、まだ欲しくなかったのに子どもができちゃったとか、長くつきあって結婚寸前でフラれたとか、そういうことになるわけです。

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もっとも、計算づくで彼氏に、愛とエッチをごちゃごちゃに考えさせるように仕向けて、子どもをつくって彼のことは捨てる、たくましい女子もいるので、愛とエッチの問題をしたたかに逆手にとっても、それはそれでいいのかもしれません。子どもは欲しいけど旦那はいらないと言う女子って、いつの時代も一定数いるし、そういう人生観を誰も否定できないわけだから。
でも、そうじゃなくて、愛とエッチのバランスを保ちながら、穏やかに恋をしたい人は、ぜひエッチと愛のバランスについて考えてみてはいかがでしょうか。
エッチはつねに、人を狂わせるなにかをはらんでいます。(ひとみしょう/ライター)

(ハウコレ編集部)

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