
2020.05.07 更新
別れたくないけど、彼が趣味に熱心すぎるのが不満!
皆さんは、彼氏の趣味や熱中しているものに対してイライラすること、ありますか?
「常にしてる」「あんな趣味やめてほしい」と思っている人は、結構多いのではないでしょうか。
もし、彼氏の趣味が原因で別れを考えているようなら、ちょっと待って! 考え方や物の見方を少し変えれば、今より上手くいくかもしれません。実例を交えつつ、お話しします。
好きなものに没頭する時間がないと人は虚ろになっていく
女性が彼氏の趣味にイライラする理由は、大きく分けて、「なぜあんなものに夢中になれるのか」という理解不能によるイライラと、「趣味に使う時間とお金を私に使ってほしい」という不満によるイライラに集約されるように思います。
彼氏が熱中する対象は、アニメやゲーム、オーディオや車、スポーツ、アウトドアなど、さまざまでしょう。その楽しさや面白さが全く理解できない場合、無駄にしか思えないかもしれません。
でも、たとえば男女逆の、こんなケースもあります。
「悩みに悩んで買ったネイルを、『似たような色、持ってるよね』『いらないよね』と彼氏に冷たい表情で言われ、悲しくなった」(27歳/事務職)
……そう、女性がネイルやコスメや服などにかける時間やお金も、多くの男性にとっては理解不能なのです。「きれいになるのは彼氏のためでもあるじゃん!」という言い分もあるでしょうし、その気持ちすごく分かります。が、多くの男性は女性がこだわる細かい部分までは気付きません。
男性がいいねと気づく範囲だけで買い物をしたら、相当コストは抑えられるでしょう。つまり、お金がかかるのは女性自身のこだわりによるもの。でも、そこが大事で、細部に想いを寄せ、ときめき、厳選したものを手元に置く。そのプロセスが心の充足に繋がるんですよね。
それを「無意味だ」「無駄だ」と言われ続けたら、心がすさんできます。男性も同じです。でも、自分が寛容になれば、相手もそれを感謝して寛容になってくれます。大事なのは「お互いさま」の精神です!
熱中できるものがなくなると、人は束縛を始める
「大学卒業後、東京を離れ地元の企業に就職した彼。以前は音楽など好きなものについて活き活きと語ってくれたのに、全く話題のない人になってしまった。さらに、『男のいる飲み会には行くな』など束縛がきつくなり、結局私から別れを告げた」(32歳/IT)
……名曲「木綿のハンカチーフ」の逆バージョンとも言える、この状況。暮らす場所が変わったことで、これまで好きだったものへの熱意が失われていくことがあるのは仕方のないことです(逆に、農業や自然にまつわる活動など、都会では味わえない文化に熱中し始める人もいますが)。
このカップルの場合、東京に暮らす彼女と地元に戻った彼氏との間にズレが生じたこと、そして彼氏の興味が彼女に集中するようになり彼女が息苦しさを感じたことが、別れに繋がりました。
「私にしか興味がない男性に、私は魅力を感じないことが分かった」。彼女はそう言っていました。もちろん価値観は人それぞれですが、夢中になれるものを持っている男性がモテる傾向があるのは事実です(例:バンドマン)。
でも、付き合い始めると「私とどっちが大事なの!」と不満を抱く女性が多いのもまた事実。
熱中できるものがなくなったとき、彼は輝きを失い、あなたを束縛し始め、今より辛くなる可能性もあります。不満を感じたら、そこも考えてみるといいかもしれません。
大切な趣味がある男性は浮気しない
「趣味に没頭する彼氏に文句を言う女性は多いけど、浮気に没頭する男に比べたら何倍もマシ」(29歳/デザイナー)
……確かに!と思わず同意してしまう一方で、それって比べるもの?と、ツッコミを入れたくなる人もいるでしょう。
が、このコメントはある意味、的を射ています。実際、大切な趣味を持つ男性は、趣味を持たない男性に比べて浮気願望が低いです。
浮気にはお金と時間がかかります。熱中できる趣味を持っている人は、限られた予算と時間をどう工面するかで常に頭を悩ませています。そこに浮気が入る隙はない、というか、あっても限りなく狭いのです。人生最大級に好みのルックスをした女性から押し倒されでもしたら別ですが。
知人の作家(男性)が、オタクの定義を「性欲よりも優先できるものを持つ人間のこと」と言っていました。それがオタクなのかマニアなのかは別として、一理あると思いませんか?
おわりに
相手の趣味に寛容であることは、安定感のあるパートナーシップを築く上で重要な鍵を握っていると常々感じます。もちろん、生活が逼迫するほどお金を注ぎ込んだり、趣味に没頭しすぎて週に一度も会えなかったりするなら話し合いが必要です。
でもそこまでではないなら、「彼の好きな○○は自分にとっての△△なんだな……」と置き換えてみて。「ならしょうがない(笑)」と優しくなれるかもしれません!(ヨダエリ/ライター)
(ハウコレ編集部)