2020.05.07 更新

それでもうらやましい?モテる子の幸福度が高くない理由

新しい人間関係ができ始める季節は、どうしてもかわいい子、目立つ子に注目が集まります。それを目指して、「大学デビュー」や「社会人デビュー」のように、ファッションやメイクなど、自分磨きにさらに力を入れた、という人も多いかもしれません。でも、「モテる=幸せなこと」とは限りません。その理由をお話します。
新しい環境での生活が始まり、はじめはみんな探り探り。でも慣れてくるにつれて、少しずつ人間関係ができていきます。

そんな中で次第に浮き彫りになる、「モテ子ちゃん」の存在。まだお互いの性格などがよくわからない時期であればあるほど、目立つ子や見た目がかわいい子がちやほやされ、モテるようになりますよね。

そんな様子を見て、「わたしももっとかわいければ」「もっとおしゃれだったら」そんなふうに、羨ましさや嫉妬心がメラメラと燃え上がることもあるでしょう。

でも、モテることってそんなに良いことなのかな、って考えてみたことはありますか?モテる子の実態は、実はそんなに幸せなものでもなかったりして……。
いつも誰かとつき合っていて彼氏が途切れない、しょっちゅう男性から告白されている、周りの男性がやたらと優しい。などなど、モテる子のイメージってとにかく華やかですよね。

それに比べて自分は、遊ぶのはいつも彼氏のいない女の子同士、もちろん告白なんて縁がない、男性からは女の子として扱ってもらえない……。なんて、羨む女の子も少なくありません。

たしかに、外から見たモテる子ってちやほやされていて、とっても幸せそう。でも、本当にそれが幸せと言えるのでしょうか?

筆者知人のモテ子ちゃんの様子を見ていると、必ずしも幸せとは言えないような気もしてきます。まず、彼氏がいるのにしょっちゅう男性から言い寄られています。自分のタイプに合わない男性も多いため、わずらわしく感じることも多いようです。

また、男性と仲良くしようものなら、途端に彼氏とのケンカが勃発します。彼氏も、その子がモテることは承知しているので、常にピリピリしているようです。

さらに、そういうタイプの女の子は同性から距離を置かれやすいです。表向きは「モテるからうらやましい~」なんて言いつつ、カゲでは……なんて、女の子あるあるなケースも見られます。

一方、そういったパターンとは違う悩みも。それが、「モテるからといって、好きな人から好かれるわけではない」というものです。意外と、ここで悩んでいるモテ子ちゃんも多いよう。

100人の「その他男性」に好かれるよりも、たった1人の「好きな人」に愛されたい。それが叶わないのなら、モテになんて何の意味もないと思いませんか?
「モテる子っていいな~」と羨んだり、嫉妬したりするのは、簡単なことです。でも、モテることと幸せが直結するかといったら、そうとは限りません。

もしかしたら、ものすごくかわいくて性格も良くてモテモテなあの子は、「たった1人、大好きな人から愛されない」ことを思い悩んでいるのかもしれないのです。それに対して「モテるんだから、いいじゃん」なんてセリフは、何の意味も成しません。

大切なのは、モテではなく、好かれたい人に好かれること。世界でたった一つのラブを手にできることが、何より幸せなことなんですね。(七尾なお/ライター)

(ハウコレ編集部)

関連記事