
初詣デートで彼がやたら景品を狙う→「何が欲しいの?」って聞いたら、彼の不器用な愛に気づいた話
恋愛
年が明けて間もない頃、私Mは彼のSさんと一緒に初詣に出かけました。人混みの中を歩きながら、おみくじを引いたり屋台を覗いたり。いつもと変わらない穏やかな時間を過ごしていたのですが、ひとつだけ気になることがあったのです。
抽選会に夢中になる彼
参道を歩いていると、神社の境内に福引きの抽選会ブースがありました。普段のSさんは、こうしたイベントにはあまり興味を示さないタイプ。「どうせ当たらないし」と素通りすることがほとんどでした。
けれどその日は違いました。抽選会を見つけた途端、「ちょっとやってみる」と言って列に並んだのです。一回目は外れ。すると彼は「もう一回」とまた列の最後尾へ。二回目も外れると、また並び直す。その繰り返しでした。普段の彼からは想像できない姿に、私は驚きながらもそばで見守っていたのです。
「何が欲しいの?」と聞いてみると
三回目も外れたとき、思わず笑いながら聞いてみました。「そんなに何か欲しいものがあるの?」。Sさんは少し困ったような顔をして、「いや、まあ、ちょっとね」と曖昧に答えるだけでした。
それ以上は教えてくれませんでしたが、何か狙っているものがあるのは明らか。景品の一覧を見ると、日用品から縁起物までさまざま並んでいます。その中に、ペアのお守りがあることに気づきました。もしかして、と思いましたが、確信は持てないまま。けれど彼の真剣な横顔を見ていると、何だか応援したい気持ちになったのです。
次のページへ
当たった瞬間に見えた彼の本心

























