
地味な同期を見下していた私「イケてないあんたは雑用ね」→取引先の一言で関係が一変した話
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会議室で知った、彼女の本当の姿
入社して3カ月ほど経ったころ、取引先との重要な打ち合わせに部署全員で出席することになりました。いつもどおり、私は自信を持ってその場にいたと思います。ところが、先方の担当者が資料をめくる手を止め、彼女の名前を見てこう言ったのです。
「あ、もしかして前職で○○プロジェクトを担当されていた方ですか」。それは業界内で広く知られた大型案件でした。先方が「あのプロジェクトの実績は本当にすばらしかった」と続けたとき、思わず息を呑みました。その瞬間、自分の足元が崩れていくような感覚に襲われました。
私が雑用を押しつけていたあの人は、私よりもはるかに大きな仕事を成し遂げてきた人だった。彼女はただ静かに「ありがとうございます」と微笑んでいて、その横顔がひどく眩しく見えました。
そして...
あの日から、私は自分の振る舞いを何度も思い返すようになりました。見た目や雰囲気だけで人を判断し、自分が上だと決めつけていたこと。彼女が何も言い返さなかったのは、弱かったからではなく、そんなことに時間を使う必要がなかっただけなのだと、ようやく気づきました。
翌日から、雑用を押しつけることはやめました。話しかけるときの自分の声が、以前とは変わっていることにも気づいていました。彼女は特に何も言わず、変わらない穏やかな態度で接してくれています。
あの会議室で学んだことを、私はこれからの日々のなかで、少しずつ自分のものにしていきたいと思っています。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)


























