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彼氏は、あなたの「食べてる姿」を見てるだけで幸せなんです

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遣水あかり


「食べる」って、ただ上あごと下あごをそれぞれ上下するだけのシンプルな運動なのに、その印象は人によってさまざまです。


ある男子が、くちゃくちゃと汚く食べていたらそれだけでその人が全体的にだらしない人に思えてきますし、反対に、食べるときすごく行儀がよろしいと、人間的にすごく立派な人に見えてくる。


私たちだって、「食べる」という活動だけでいくらでもかわいさを表現できるし、逆に、ブスさも表現できてしまう。とくにデートの大半の時間は「食べる」ことに費やされますから、その重要性はなおさらです。

では、男子にとって、「かわいい『食べる』」って、どんなのだ?

当たり前のように、食べてない?

「自分がガキって思われるのかもしれないけど、子供みたいに『おいし~い!』ってわかりやすく感動してくれる子のほうがかわいいよね。『ああ、ここのお店はこういう感じね』みたいに、いかにもおいしいの食べ慣れてます。いいお店にデート連れてこられ慣れてますみたいなのって、男子からすると冷める」(コンサル/25才)


好きな人と、好きな人が私のために予約してくれた素敵な雰囲気のお店でおしゃれな料理に舌鼓を打ちながら、きれいな色のお酒を飲む。

中学生や高校生だった頃、これって最高に憧れだったはず。それを「当たり前」と感じるようになってしまっているとしたら、それは少し悲しいことかもしれませんね。


私も以前、そのときデートしていた人から「あかりちゃんって、いちいちオーバーにおいしがるから、いろんなお店に連れて行きがいがあるよね」って言われて「そうかなぁ(笑)」なんて照れ隠しをしてごまかしましたけど、なんか嬉しかったのを覚えています。そして、男子が好きな女子って、こういう子のことを言うのかなとも、なんか腑に落ちた記憶です。


「おいしい!」と、きちんと言葉に出してあげる。まずはこれが、今日のデートを一生懸命にセッティングしてくれた彼のために私たちが守るべきマナーの第一歩です。

はんぶんこ

「どれ食べるか迷って、結局決めきれずにふたりで半分半分にして食べようみたいなのは、いかにもデートっぽくて好きです」(フリーター/24才)


「はんぶんこ」って、素敵な言葉ですよね。まさに愛し合ってるふたりという感じです。

レストランでメニューを見ているとき、あと2つまでは絞れたけれども、なかなかそこから1つに絞るのは難しい。そこで彼が優しさを発動して、「じゃあふたつとも頼もうよ。で、ふたりではんぶんこしよ」みたいに言ってくれるというのが本当によくある展開ですね。いつもこうなってしまうのはなんでなんでしょう。ひょっとしたらこれは、「はんぶんこ」の力でふたりがラブラブになれるようにという神様の計らいなのかもしれませんね。

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