
「将来は同居が当然」私を無視して話を進める義家族→私が提示した条件で全員が静かになった
コラム
私が静かに差し出した「ひとつの条件」
数週間後、再び義実家に集まる機会がありました。また同居の話題になったとき、私は意を決して口を開いたのです。
「あの、私からひとつだけお願いがあります」
全員の視線が私に集まりました。心臓が早く打つのを感じながら、できるだけ落ち着いた声で続けました。
「もし同居するなら、完全分離型の二世帯住宅にしていただけませんか。玄関もキッチンもお風呂も、すべて別々に。お互いの生活空間は独立したかたちで」
静かに、でもはっきりと。自分の言葉で、自分の希望を伝えました。
その瞬間、さっきまで賑やかだったリビングが、しんと静まり返りました。義父も義母も、夫も、何も言わずに私を見つめています。長い沈黙が続きました。
そして...
その日、すぐに答えは出ませんでした。けれど、私が帰り際に義母がぽつりと言ったのです。「そういう考えもあるのね。ちゃんと話し合わなきゃね」と。
それ以来、少しずつですが、義家族は私の話に耳を傾けてくれるようになりました。「あなたはどう思う?」と意見を聞いてくれることも増えています。夫も、私の気持ちを義両親に伝えてくれるようになりました。
すべてが解決したわけではありません。同居の話も、まだ結論は出ていません。それでも、「自分の気持ちをちゃんと伝えられた」という事実が、私の心を少しだけ軽くしてくれました。
家族のかたちは一つではない。これからも対話を重ねながら、私たちなりの答えを見つけていきたいと思っています。焦らず、ゆっくりと。きっとそれでいいのだと、今は思えるようになりました。
(30代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)

























