
「将来は同居が当然」私を無視して話を進める義家族→私が提示した条件で全員が静かになった
コラム
結婚して5年。義実家との関係は決して悪くはなかったものの、帰省するたびに少しずつ増えていく「同居」という言葉。最初は軽い話題だったはずが、いつの間にか具体的な計画へと変わっていきました。そして私は気づいたのです。その話し合いの中に、私の意見が一度も求められていないことに。
当然のように進む「同居計画」
その日も、いつものように義実家へ帰省していました。夕食後、リビングでお茶を飲んでいると、義母が何気なく切り出したのです。「そろそろ本格的に同居のこと、考えましょうか」。義父もうなずき、夫も「そうだね」と相槌を打ちました。
話はどんどん具体的になっていきます。「この家を建て替えて二世帯にしよう」「1階は私たち、2階はあなたたちね」「子ども部屋はこっちに作って」。まるで設計図を描くように、次々と案が出されていきました。
私はその場にいるのに、まるで透明人間のようでした。誰も私の方を見ない。誰も「どう思う?」と聞いてこない。ただ黙ってお茶を飲みながら、胸の奥に小さな違和感が広がっていくのを感じていました。
「嫁なら当然」という見えない圧力
その夜、寝室で夫に話しかけました。「さっきの同居の話、私の意見も聞いてほしかったな」。すると夫は少し困ったような顔をして、「まあ、いずれはそうなるものだし」「親も歳だから」と言うばかり。私の気持ちに正面から向き合ってはくれませんでした。
義家族の中には、長男の嫁なのだから、同居は当然という暗黙の了解のようなものがありました。そこに疑問を挟む余地はない。そんな空気が、静かに、でも確実に私を追い詰めていたのです。
自分の人生なのに、自分で決められない。これから何十年も続く暮らしのことなのに、私だけが蚊帳の外。そのことが何より苦しく、夜中にひとりで涙をこぼしました。
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私が静かに差し出した「ひとつの条件」
























