
彼「将来のために貯金しないと」→食費も削れというので“家計簿の現実”を突きつけた
コラム
同棲を始めて半年。将来を見据えて一緒に暮らし始めたはずが、お金のことで少しずつすれ違いが生まれていました。「貯金は大切」という考えは同じ。でも、その方法をめぐって、私たちの間には小さな溝ができつつあったのです。
「もっと節約できるでしょ」という言葉
同棲を始めてから、家計は私が管理することになりました。彼は毎月決まった額を生活費として渡してくれて、私がやりくりする形です。最初のうちは順調でした。けれど、3か月ほど経った頃から、彼が家計について口を出すようになったのです。
「将来のためにもっと貯金したいんだよね」
その言葉自体に異論はありませんでした。私だって将来に備えたい気持ちは同じ。問題は、彼が「節約」の対象として真っ先に挙げたのが食費だったことでした。
「食費、もうちょっと減らせない?」
彼はスマホで何かの記事を見せながら言いました。「二人暮らしなら月3万円でいけるって書いてあるよ」と。私は思わず黙り込んでしまいました。現実を知らない人が書いた数字を、そのまま信じているように見えたからです。
彼が知らなかった"やりくりの現実"
私たちの食費は月に約4万5,000円。彼はそれを「高い」と感じていたようです。でも、その内訳を彼は知りませんでした。
朝はパンと卵、昼は彼のお弁当を作り、夜は肉か魚のメインに副菜を2品。週末だけ少し贅沢をして、お刺身やデザートを買うこともあります。外食はほとんどせず、お惣菜に頼ることも月に数回程度。決して贅沢はしていないと、私は思っていました。
けれど彼にとって、食事は「出てくるもの」。買い物の手間も、献立を考える時間も、値段を見比べながらカゴに入れる判断も、すべて見えていなかったのです。「じゃあ、一度見てみる?」私は静かにそう提案しました。
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家計簿を開いた夜






















