
彼「将来のために貯金しないと」→食費も削れというので“家計簿の現実”を突きつけた
コラム
家計簿を開いた夜
その夜、私は管理している家計簿を彼に見せました。食費だけでなく、光熱費、日用品、通信費、それぞれの項目ごとに記録されたデータ。どこで何を買い、いくら使ったのか、すべてが一覧になっていました。
彼は画面を見ながら、しばらく何も言いませんでした。
「……お弁当の材料費、こんなにかかってたんだ」
ぽつりとつぶやいた言葉に、私はうなずきました。お弁当を作るのが当たり前になっていた彼にとって、それがいくらの食材でできているのか、考えたことがなかったのだと思います。「ここを削ったら、たぶんお弁当はなくなるよ。外で買うと1食500円以上かかるけど、それでもいい?」感情的に責めるつもりはありませんでした。ただ、数字という事実を一緒に見てほしかっただけ。彼は少し考え込んだあと、「……ごめん、わかってなかった」と静かに言いました。
その後...
その日を境に、彼は少しずつ変わりました。買い物に一緒に来るようになり、「これ安いね」「今日は何作るの?」と会話が増えました。週末には「俺が作ろうか」と言ってくれることも。
貯金の話も続いています。でも今は、「どこを削るか」ではなく「どうやって一緒に工夫するか」という話し合いに変わりました。
あの夜、家計簿を見せてよかったと思います。言葉だけでは伝わらなかったことが、数字を通して届いた瞬間でした。小さなすれ違いを乗り越えた私たちは、少しだけ強くなれた気がします。これからも二人で、地に足のついた暮らしを続けていきたいと思っています。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)























