
彼の家で終電を逃した夜→「タクシーで帰れば?眠いし」の一言で、私の中で全てが終わった
コラム
彼の家で映画を観たりおしゃべりをしたりして、いつもより長く一緒に過ごしていたある夜のこと。ふと時計を見ると終電の時間を過ぎていました。焦る私に対して彼が言った「タクシーで帰れば?眠いし」という何気ない一言が、私の中で全てを変えてしまったのです。
終電を逃してしまった夜
その日は彼の部屋で映画を観ながら、たわいもない話で盛り上がっていました。いつもは終電の時間を気にしているのですが、この日は会話が楽しくて、つい時間を忘れてしまったのです。ふと壁の時計に目をやると、終電の時間をとっくに過ぎていました。慌ててスマホで確認しましたが、やはり最終電車は出た後。どうしようと焦る気持ちと、もしかしたら泊めてくれるかもしれないという期待が入り混じっていました。彼はソファに座ったまま、少し疲れた様子で「もうこんな時間か」と呟きました。
予想外の一言
「終電、なくなっちゃった」と私が言うと、彼はあくびを噛み殺しながら「そっか」と短く答えました。少しの沈黙の後、私は彼が提案してくれるのを待っていたのですが、返ってきたのは「タクシーで帰れば?俺、眠いし」という言葉でした。そのあまりにさらっとした口調に、一瞬何を言われたのか理解できませんでした。タクシー代は決して安くありません。それ以上に、心配してくれる様子もなく、ただ自分の眠気を優先するような言い方に、胸がざわつきました。彼は悪気がある様子ではなく、むしろ当然のことを言っているかのような表情でした。
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冷めていく気持ち

























