
子どもの合格が嬉しくて、つい自慢してしまった私。しかしその直後、向かいのママの"静かなひと言"に血の気が引いて…
コラム
血の気が引いた"静かなひと言"
そのママは、怒ることも、言い返すこともしませんでした。その時、向かいのママが私たちに声をかけてきました。少しだけ間を置いて、「父が○○学園で働いているので、いろいろ聞いていますよ」と言いました。その瞬間、頭の中が真っ白になりました。
あとから調べてわかったのですが、そのママのお父さまは、まさにわが子がこれから通う学園の校長先生でした。あれほど得意げに語っていた学園の、その頂点にいる方の娘さんが、すぐ隣で静かに座っていた。彼女の言葉が、何度も頭の中でこだましていました。
そして...
それからしばらく、入学後のことを考えるたびに胃が重くなりました。校長先生に「お母さんのこと、娘から聞いていますよ」と言われたらどうしよう。そんな不安が何度も押し寄せてきました。
けれど、ある日ふと思ったのです。不安の原因をつくったのは、ほかでもない自分自身だと。嬉しさを分かち合うことと、誰かを見下すことはまったく違う。あのママの静かな微笑みが、そのことを教えてくれたのだと気づきました。次にあのメンバーに会えたら、まっすぐな気持ちで「あの日は失礼なことを言ってごめんなさい」と思います。
(30代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)



























