おしゃれと恋で もっとかわいく - ハウコレ
SP用検索ボタン
メニューはこちら

「嫁がやって当然」と信じていた俺→気づいたときには封筒一枚、テーブルに残されていた

コラム

結婚とは、役割分担だと思っていた。男が外で稼ぎ、女が家を守る。それが家族というものだと、誰に教わるでもなく信じていた。しかし今、一人きりの部屋でインスタント飯をすする俺には、その「正論」を振りかざせるような自信はなくなっていました。

「長男の嫁なんだから当然だろ」

共働きで忙しいのは、俺だって同じだと思っていました。営業職で毎日遅くまで働いて、数字を追いかけて、それがこの家を支えることだと信じていました。だから家に帰れば、飯があって、風呂が沸いていて、子どもが寝ていることが"普通"だったのです。

両親の体調が悪化したとき、俺が真っ先に思ったのは「嫁に頼もう」でした。長男の嫁なんだから当然の役目だ、と。弟夫婦が手伝おうとしたときも、「うちの嫁がやればいい」と跳ねのけました。今思えば、あれは妻への信頼でも何でもなく、ただの押しつけでした。でも当時の俺にはそれが見えていなかったのです。

変わっていく妻を、俺は見ていなかった

妻が子どもの学校行事に来なくなったのは、いつ頃からだったのか。「疲れた」と言いながらも「大丈夫」と繰り返す妻を、俺はそのまま受け取っていました。体調を崩して寝込んだ日も、俺は「飯はどうするんだ」と声をかけていました。今なら分かります。あれは妻にとって、どれだけ冷たい言葉だったか。

週末にゴルフへ行く俺の背中を、妻はどんな顔で見送っていたのだろう。考えたことすら、ありませんでした。

HOT ITEM

次のページへ

封筒の中身
  • X
  • Line