
「なんで学校来るの」と書いた相手にフォロー申請してブロックされた話
コラム
たまたま流れてきたコンテンツに見覚えがあって。なんとなくクリックして、名前を確認したら中学のとき、クラスのグループチャットに「消えろ」と書いた相手だったんです。フォロワーは100万人を超えていました。何も考えずにフォロー申請を送って、DMも送りました。数時間後、そのアカウントは検索しても出てこなくなっていました。
偶然の再会は、画面の向こうでした
SNSのタイムラインに、一本の動画が流れてきました。夕暮れの川沿いを撮った映像に、穏やかな音楽がのっていて。センスがいいなと思ってアカウントを開いた瞬間、プロフィールの写真に目が止まりました。
中学の同級生でした。名前こそ変えていたけれど、面影は残っていました。フォロワーは100万人を超えていました。投稿は300本を超えていました。
中学のとき、その子は途中で転校しました。たしか不登校になって、引っ越したと聞いていました。それ以来、存在を忘れていたんです。
あの頃、私たちは何を書いていたか
記憶は、思い出そうとしなくても戻ってきました。
クラスのチャットグループに、毎朝誰かが何かを書いていたんです。
「今日も来たの、キモ」「消えろ」「なんで学校来るの」
最初に書いたのは誰だったか。少なくとも、私は止めませんでした。乗っかることもありました。それが「場の空気」だと思っていたんです。
その子が来なくなって、グループは何事もなかったように続きました。話題になったのは最初の数日だけで、あとは誰も名前を出しませんでした。私たちにとって、それで終わりだったんです。
その子にとっても、終わりだったはずだと思っていました。
次のページへ
フォロー申請は、数時間後に消えていました


























