
毎朝30分かけて塗り重ねるファンデーション。すっぴんのママ友を傷つけた私が隠していたもの
コラム
あの日のランチで彼女に言った一言を、今も後悔しています。でもあのとき私は、自分のほうが追い詰められていたことに気づいていませんでした。
夫のひと言
毎朝5時半に起きて、洗顔、化粧水、下地、ファンデーション、アイメイク。保育園の送りに間に合わせるために30分で仕上げる日々です。きっかけは夫の言葉でした。産後3ヶ月の頃、すっぴんで買い物に出かけようとした私に「子どもができても手を抜くなよ」と言ったのです。冗談のような口調でしたが、目は笑っていませんでした。それ以来、化粧をせずに外へ出ることが怖くなりました。
彼女が気になった理由
保育園で毎朝すっぴんのまま送り迎えをしている彼女が、目につくようになりました。堂々としていて、気にしている様子もない。正直に言えば、眩しかったのです。私が毎朝必死に塗り重ねているものを、彼女は最初から必要としていないように見えました。ランチの席で「毎日すっぴんで恥ずかしくないの?」と口にしたとき、彼女は少し間を置いて「肌休めしてるだけだよ」と笑いました。他のママ友が黙ったのを見て、何か間違えたことに気づきました。でもそのときはまだ、何を間違えたのかわかっていなかったのです。
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知らなかった事情

























