
毎朝「傘持った?」と送り続けた僕が、彼女からの一言で送るのをやめた朝のこと
コラム
雨が降りそうな朝、僕は彼女に必ず「傘持った?」と送っていました。心配というより、それで自分が安心していたのかもしれません。彼女からの一言で気づくまでは。
毎朝の小さな儀式
僕は前日の夜、必ず翌日の天気予報を確認します。雨が降りそうな日には、朝起きて一番に「おはよ。今日午後雨らしいよ、傘持った?」とメッセージを打つ。それが、付き合って2年になる彼女との朝の習慣でした。
返ってくるのはほとんどが「うん、ありがとう」。短い返信で十分でした。彼女がちゃんと傘を持って会社に向かったとわかれば、その日1日、僕は仕事に集中できる。たまに「忘れた、買う」と返ってくる日もあって、そのときは「気をつけてね」と返しました。いつのまにか、日課のようになっていたのです。
「お母さんか」の朝
朝、いつも通り送った「傘持った?」に、返ってきたのは「お母さんか」でした。
冗談として笑えばいい場面だとわかっていたのに、笑えなかったのです。彼女は寝起きで打ったのかもしれない、軽い気持ちだったのかもしれない。そう自分に言い聞かせても、心配を「親の小言」のように受け取られていたのかもしれない、という考えがどうしても消えませんでした。返信ができないまま、出社時刻になっていたのです。
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打ち直した結果の返信


























